舞台『クレイジーレイン』│クズ刑事たちの秘密を巡る会話劇――木下半太(脚本・演出)✕中尾暢樹(俳優)インタビュー | ローチケ演劇宣言!
2024.12.13写真左から)木下半太、中尾暢樹会話劇の名手・木下半太による戯曲『クレイジーレイン』が、ワタナベエンターテインメント主催の舞台として来年3月に上演される。出演は中尾暢樹、池岡亮介、納谷健、中山翔貴(Wキャスト)、真弓(Wキャスト)。張り込み中に次々と明かされる刑事たちの“秘密”。いったい“秘密”の暴露はどこまで続くのか?少人数の会話劇を堪能できる舞台だ。ドラマ版に引き続き、本作にも出演する中尾暢樹と脚本・演出の木下半太に『クレイジーレイン』の楽しみ方を聞いた。ーー『クレイジーレイン』は殺人事件が起きたライブハウスで張り込みをする4人の刑事たちが、事件を解決するかと思いきや、そこには一切触れず、次々と自身の“秘密”を暴露しはじめる会話劇です。中尾さんはドラマ版(2020年にテレビ朝日系で放送)に引き続きの出演です中尾 今回はドラマとは違う役で出演します。まあ……登場人物が全員クズなんで……この作品、ぶっ飛んでますよね(笑)。ーーとても刑事たちが主役とは思えないです中尾 初めて脚本を読ませて頂いたとき、いろんな秘密がどんどん出てきて、「え?お前も?」、「お前、そんな奴だったのかよ!」って目まぐるしく展開していくのが面白かったです。ーー少人数の会話劇は木下さんの真骨頂ですが、ここまでクズがたくさん出てくると笑ってしまいます木下 ドラマをやったときに、SNSでの感想で「推しをクズにしてくれてありがとうございます」ってコメントが多かったですよ。ーー普通は推しがクズになったら嫌じゃないんですか?木下 普段は王子様のような役が多いなかで、違う一面を引き出してくれてありがとうって意味でしょうね(笑)。中尾 (今回の宣伝フライヤーの自身の顔を見ながら)オレ、この写真いつ撮られたか覚えてない(笑)。かなりクズっぽい表情してますよね。ーー出演者全員のクズっぽい感じがとても良く出ています。木下さんは『クレイジーレイン』をどのようにして書かれたんですか?木下 僕には地方の子たちと一緒にやってる演劇プロジェクト(渋谷ニコルソンズ、なにわニコルソンズ、天神ニコルソンズ)がありまして、その上演用に何本か書いたうちの一本が『クレイジーレイン』です。ただ、自主制作でやっている演劇人はどうしても動員人数の為に、出演者の人数を増やして上演せざるを得ないという壁にぶつかってしまうんですよね
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